チームの名前もなっている「HACK」という言葉について、脳科学者・茂木健一郎さんが多くの定義づけをしてくれていたので、書き出してみようと思う。

もともと英語におけるhackという単語は、日本語で言うところの「ぶった切る」とか、「たたき切る」とか、なんかそんな物騒な意味を持つ言葉だった。その意味を世襲した形で使われるようになったコンピューター用語のhackは、ご存知「ハッカー」なんていう、勝手に人のコンピューターシステムに侵入する輩を指して使われるような、やっぱり物騒な意味だ。

でも、確かにいつの間にか本来の使用者の裏をかいて、難解なデジタルの関門をいくつもくぐり抜けて侵入する「ハッキング」に、ちょっとかっこいいイメージがあるのも否めないわけで。おそらくこの辺から、「ハック」の意味合いが物騒な方から「わぁ、やるじゃん」の方に変わってきたんじゃないかと思っている。

さて、茂木さんが書いているHACKもまた、かっこいい。

HACKは、脳の中で行われている計算、情報処理の最小単位。HACKの積み重ねで脳が機能している。

・HACKを磨くことで賢くなるし、創造性も高まる。そしてコミュニケーション能力 も高まるというのは、脳科学では常識。

・心はひとつひとつHACKからできていて、それらが社会として集まっているのが人間の脳であり知能であるという考え方(マーヴィン・キンスキー教授)。

・現代では、HACKを共有するという方向になっており、仕事の仕方もお互い HACKを共有したり、学びあうことで、効率化されることはよくある。

・小さなHACK1個が加わることで、自分が持っている資産が生きてきて、日々成長できるようになる。

・HACKを今まで自分が持っているスキル、知識と結び付けていくプロセスが必要であり、それは日々の実践。

                         「脳HACK大全」より抜粋

「HACK、やるじゃん」そう、言ってもらえるように、茂木さんの言葉を刻んで活動していこう・・・物騒な方の意味には、ならないように(汗)