しなやかで柔軟 めげないまちづくりを。

「まちづくりひろしまHACK」の活動は、10年以上も活動している広島のまちづくりの市民団体「広島アイデアコンペ実行委員会」が開催したイベント「World Cafe」に遡ります。

メルマガ「まちづくりひろしま」の7 周年記念イベントの中で行われた、今の広島の姿について話し合うグループトークセッション。広島に暮らす若い世代の代表として、各グループのファシリテーターをつとめてくれないか、と依頼されたのがきっかけでした。

突然集められた6人でしたが、トークセッションの中でわたしたちが共通して知ったことは、わたしたちよりずっと年齢も地位も上の方々が抱く、復興した「まち」としての広島への想い、そして「平和都市ひろしま」のこれからへの期待と不安の入り混じった強い願いでした。

受け取った多くの言葉を胸に、再び集まり、ゆるくふんわりと活動を開始したのが、わたしたちHACKの6人でした。

ひろしまのまちづくりに対して、
まちの「ひと」が行政の「ひと」と、
対話しながらまちづくりが
進められるようにしたい

行政の「ひと」が、
まちの「ひと」の考えを聞きたければ
ここにくればいい、
という場をつくりたい

それがわたしたちの共通の思いとなりました。

HACKと言う言葉はもともとコンピューター用語。そこから「ライフハック」のように、人がより豊かな暮らしを営むための知恵を意味するようになりました。また、脳科学者の茂木健一郎さんは、HACKを脳のなかで行われている情報処理の最小単位だとも形容しています。わたしたちは数千、数万のHACKを無意識に、または意識的に組み合わせ、日々を過ごしているのです。

個人のHACKを、「ひと」とつながることで共有し、学び合う。

わたしたちはそれが、広島のまちづくりをよりしなやかで柔軟に、そしてより素晴らしいものにするための、「ハック」だと考えています。

まちを知り、思いや知を分かち合う。

ひろしままちづくりHACKは、しなやかで柔軟でめげないまちづくりを、まちと、ひととともに行います。