まちづくりは市民のものだ。行政のものでも、企業のものでもない。そこに暮らし、そこを歩き、そこで語り合う、他でもない市民のものだ。
一般から広くプロジェクトの支援を募るクラウドファンディングは、市民発信のまちづくりを、普通の人でもポケットマネーで気軽に応援できるシステムとして、ここ10年ほどですっかり定着したシステムだ。
今回紹介するのはまさに、市民が行うまちづくりのクラウドファンディング。舞台は廿日市市・宮島口になる。
世界遺産・宮島の玄関 宮島口に新たなスポット □BOX を生み出したい!
発起人の田中健三さんは、とある企業に勤める一会社員。仕事の関係で宮島口の人々と触れ合ううちに、すっかり宮島口の場所、そして人の魅力にはまり、それを活かしきれていない現状にはがゆい気持ちを抱くようになったのだという。
田中さんが行っているクラウドファンディングは、JR宮島口前にある空き店舗を、ギャラリーやショップ、イベントに利用できるチャレンジスペースにリノベーションするという「□BOX」プロジェクト。地域の人などが新しいコトにチャレンジできるスペースとして生まれ変わらせ、訪れる人へ思い出を提供し、そしてそこを利用した人たちのコラボレーションが産まれる空間として再構築したいと考えているのだそう。
まちを想うまちづくりを、市民の手で。
HACKは通常、広島市のまちづくりについて語ることが多いのですが、同じ思いを共有するこのプロジェクト、応援したいと思っています。
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